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補聴器屋さんの思い出話し③

  • 濱田 知子
  • 2020年3月28日
  • 読了時間: 1分

歌志内のサトキヨ(聞こえる幸せ)

私が出会った時はもう歩けなかったんだよね。家もバリアフリーとかじゃないから車椅子も歩行器も無理で家ではいつも四つん這いで移動。又は転がって移動。笑笑。耳が遠くてカラオケやオシャベリや大正琴も辞めて、お友達も会わなくなり唯一できるのは絵手紙。息子さんと二人暮らしだけど息子さんが仕事だから普段はひとりぼっち。「せめてテレビが聞こえたら」っで、補聴器。「絶対聞こえるようにしてやるぞ!!」で、聞こえるようになって元気になってヘルパーさん頼んで昼間に家の周りを一周、歩行器でできるようになったと息子さんから。メンテナンスに行った時にサトキヨが「今日、知ちゃん(私)来る日だから朝の散歩の時に花摘んで玄関に飾ったんだよ」。。確かに牛乳瓶に開ききったチューリップあったな。。水はいってなかったけども。。それからたまに通るけど牛乳瓶に花がさしてあると「散歩続けられてるんだな」ってまるで合図のように。絵手紙も「鳥のさえずり聞こえる幸せいつまでも」と書いてあった。行く度に出される「ぬるいヤクルト」が苦痛だったけどね。大好きだったよサトキヨ。


 
 
 

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